A:通関検査と通関申告は輸出入通関の過程の一つですが、通関を行うのは税関で、検査を実施するのは輸出入商品検査検疫部門である。申告より先に検査検疫を受けなければなりません。検査後、入国貨物の通関リストを税関に出し、通関申告申請を受け、審査また課税の徴収などはその後の過程になります。全ての輸出入商品は必ず検査を受ける必要はありませんが、国が規定する商品だけ検査が必要で、原則として輸入者が関税等の税金を納付したことを確認した後、輸入を許可します。
A:国境を跨いで輸送される貨物・郵便は、みな輸入通関手続き経て日本に到着します。輸入通関には、輸入してはいけない貨物を止める関所の役割と、関税・消費税等を徴税する2つの役割があります。全国に9つある税関が、この役割を担っています。
当社が国際宅配便としてお届けする貨物書類は、当社が契約する通関業者が、輸入者としてのお客様を代理して、輸入(納税)申告します。
その際に、関税、消費税等の納税金額が確定します。
このように輸入者であるお客様が輸入申告することで輸入許可を得る方式を、申告納税方式といいます。
一方、信書を除く郵便(EMSを含む)は、税関長の処分により関税を決定する、賦課課税方式という方法で、関税等が確定します。この方式は、国際線で旅客が日本に入国する際に、空港や開港で、手荷物検査を経て、関税額等が確定することを思い浮かべると、わかりやすいかもしれません。
A:ESPは、お客様の荷物を開け内容品および内容量を確認する場合がございます。これは税関に対する義務だけでなく、お客様の荷物を安全且つ迅速にお届けする上で重要なこととなります。商品の中には輸送中に他の荷物へ被害が及ぶもの、また税関により輸出入を禁止されている品目(例:爆発物、可燃物等)があります。特に航空貨物は、税関および空港セキュリティが厳しく、禁制品が発見された場合は、税関により商品を没収または廃棄されてしまいお客様個人または会社に損害を招いてしまうことになります。ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。